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議会質疑

2023年第2回定例会で、全会派で唯一、議案63号/64号に反対をしました。その理由について。

日本維新の会 東京都中央区議会議員 上田かずきです。
第2回定例会最終日、議案46号~90号までの採決が行われました。
この中で
・第63号 中央区役所本庁舎昇降機設備取替工事請負契約
・第64号 中央区役所本庁舎非常用電源設備整備工事請負契約
について、私は全会派の中で、唯一反対をいたしました。その理由について、概説します。

一言で申し上げると「計画なき投資を防ぐ」ために反対票を投じました。
上記2つの議案は、区役所本庁舎を延命させるための、新規工事の可否についてです。

前提として、工事そのものについて、反対しているわけではありません。
ただ、その工事を決定するプロセスに、かなり違和感を持っています。元々、中央区役所は1969年築。すでに建築から50年以上が経過し、老朽化がいたるところで散見されます。耐震性も最低限のレベルしか持ち合わせておりません。そこで平成29年度から予備調査が実施され、協議がされてきたのですが、コロナの影響による建築費の上昇等が引き金となり、令和4年に”検討委員会そのものが中止”されることになりました。
参考:https://www.city.chuo.lg.jp/a0006/kusei/kousoukeikaku/sonota/shisetsuseibi/hontyousyaseibi.html

ここでポイントは”検討委員会が中止されているのに、延命工事をする”ということ。
具体的にどの程度の延命を想定し、そのためにどのような投資計画をしていくのか。
これらの計画が無い、かつそれを審議する場所も無い状態で、”とりあえず”エレベーターと非常用電源を交換しよう、というのが今回の議案だと感じています。

2か所の改修費用だけで、合計およそ6.7億円もの税金が使われます。さらに翌年以降も同様の修繕が入れば、同じように税金が使われていきます。このような、”なし崩し”で意思決定をしていく、というのが問題だと感じています。

区役所の建物は、行政職員のモチベーション/生産性に大きく寄与しますし、区のシンボルでもあります。
今のまま、計画なき状態で手直ししていくことは、良いと思えません。既存の建物を活かしながらフルリノベーションするにせよ、新たに建て替えるにせよ、議論は再開すべきです。その思いを込めて、反対票を投じた、という次第です。

今後も、計画と説明が不十分な予算案については、日本維新の会として是是非非(客観的に、また公平に物事を判断すること)の姿勢で挑んでいきます。
引き続き、皆様のご指導とご鞭撻、どうぞよろしくお願いいたします。

上田かずき

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東京維新の会・広報局長の目線

私は日本維新の会に所属し、現在は東京維新の会(東京支部)で広報局長として活動を行っています。私たちが掲げる”日本大改革”をよりブラッシュアップしながら、多くの方にお伝えしていきます。

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