1.防災用品クーポンを全区民に5000円配ります
今回、一番大きな“目玉”ともいえる内容です。防災用品のカタログギフトを、全区民に対し、1人5,000円分の配布を行います。これは、能登半島地震を踏まえた防災力強化の観点で予算化され、金額はおよそ11.7億円。給食費無償化の費用がおよそ6.6億であることや、区内共通買物・食事券(いわゆるハッピー買物券)がおよそ8.4億と比べて、いかにおおきな金額か、伝わるのではないでしょうか。
防災対策において、中央区は“コミュニティ醸成による共助”に対し、今まで支援を手厚く行ってきました。しかし、新規流入住民が、1年あたり10%弱という都心区において、共助の支援だけでは、いざというとき不十分であると問題視していました。今回の予算は“自助”の支援ということで、誰もが必要な防災用品を買いそろえることができる、という点において、評価すべきものと考えています。
但し、その手法において気にするべきは“事務コスト”です。これらの事務にかかるコストは最小にしなければ、どんなに内容が良くても、税の無駄になりかねません。そのため、今後も本事業の動きは注視しつつ、決算状況の確認をしっかり行っていきます。
他にも
・区内のエレベーター内に配置する、防災キャビネット(要は備蓄用品)の無償配布
・備蓄食料の充実、防災備蓄倉庫の整備
などが盛り込まれており、いずれも内容は妥当なものだと判断しました。
上田かずきは、中央区のおかれている現状を踏まえ、今後も“一人ひとりができる防災対策の支援”に舵を切りつつ、東京都の防災施策を具体的に知ってもらうことが重要だと考えています。
7/2 に可決・成立した補正予算において