【上田かずきの課題認識】
中央区では幼児教育に対し、 幼児教育担当専門幹を配置するなど、手厚い体制で支援をしていると理解しております。これは保育園でも同様で、「ペリー就学前プロジェクト」を起点にはじまった幼児教育の学術化は、2018年の保育所保育指針において、保育園を『幼児教育を行う施設』と明確に位置付けたことからも、その必要性が増していると考えます。
今後も共働き世帯の増加と共に、保育園の需要がさらに高まることが予想されている中において、幼稚園として期待される役割は、教育的観点からの、幼保小の連携強化だと考えます。
そこで質問です。
教育委員会として、近隣の保育園と連携し、幼児教育をさらに強化する観点から、現在何を取り組まれており、また今後、どのように取り組まれていきたいと考えているのでしょうか。
【中央区の見解】
幼児教育は中央区としてとても大事にしている。すでにコーディネーターが小学校の学区単位で、年2回連携日を設けて研修を行っている。特に5歳児(小学校入学前)の子供たちに対して、スムーズに小学校に進学できるような取り組みを強化しており、今後も継続的に取り組んでいく予定である。
【上田かずきの想い】
実は幼稚園と保育園は役所の所管が異なり、幼稚園=文部科学省(中央区の場合、教育委員会)と保育園=厚生労働省(中央区の場合、福祉保健部)とそもそも違うため、なかなか連携が難しいテーマです。ただ、その違いを乗り越えて、同じ子供たちの可能性を考える側として、連携していただければと思い質疑をしていきました。最近の若い先生方はダブルホルダー(幼稚園教諭、保育士両方持っている)ということも多いと伺っています。だからこそ、幼児教育への充実に向けて、連携強化が必要だと考えています。
中央区側も認識は同じなので、より具体的なアクションになるよう、働きかけていきます。
東京都中央区議会区民文教委員会 令和6年6月10日