3/6 大学無償化は良いことだが、大阪の後追いでよいのか?(上田かずきのPickup News)

本日のPickup

東京都が「都立大」の学費無償化進める 世帯年収910万円未満の学生まで対象
https://trilltrill.jp/articles/2971828

上田かずきのワンポイント解説

東京都立大が無償化を(所得制限付きですが)決めました。まず、少子化対策への取り組みを進めていることは、すなおに歓迎したいと思います。
しかし、気にして頂きたい点が2つあります。1つは、大阪では大学院まで、所得制限なく、無償化をすすめようとしていること。
これと比べると(日本維新の会所属だから、とかではなく)、どうしても劣っている、まだまだだな、と感じてしまいます。
また、この施策が東京発ではなく、大阪発であると見えます。どうせなら、大阪が驚くような東京発の「なるほど~」となる政策をみたいところですね。

もう1つは、記事内にある「大卒初任給は90年代以降、20万円前後で頭打ち。一方で、授業料は上がり続け、90年ごろには年間30万円を超え、現在は50万円を超えた。学生や親の負担感が増している。」という部分。
大学の授業料は年々上がり続けていて、そこに合理性はあまりありません。子供が減る中、利権がらみの大学は増える。そうすると、1人当たりのコストを上げざるを得ない、というのが経営上の本音ではないでしょうか。
日本では現実として、大卒と高卒で、大きな就職格差・年収格差があります。だから、皆大学には…というわけです。それと逆行するような値上げの動きに、私たちは声を上げなければなりません。
大学は公的機関ですから、国から積極的な関与もできる部分。国会議員団と連携しながら、あるべき大学の姿を、皆で話し合っていきます。

日本維新の会 上田かずき

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