【上田の意見】当選証書ケースから考える「権威」と「費用対効果」

中央区議会議員予定者、上田かずきです。
今回は賛否両論がでたtweetを例に、表題のテーマについて、少しだけ考察させて頂きます。

冒頭に、本投稿は「当選証書のケースは不要であり、それを判断した中央区は素晴らしい!」という内容ではありません。他の自治体が慣例でやっている、当選証書のケースをどこかのタイミングで無くすべき、と声を上げた人がいて、それが通って変更されている。この事実に対して、素晴らしいと思って投稿をしました。きちんと”区独自ですべきだと判断したことが実現されている”と思うからです。(もちろん、事象としては小さいですが)

私は日本維新の会所属ですが、だからといって”身を切る改革”を推し進めるための発言ではありません。当選証書は当然、PDFではなく、紙で式典と共に渡すべきものだと思いますし、「民意を受け取る」事実を確定する場所である以上、なんでも効率化すればいい、とは思いません。併せて「1円単位で切り詰めろ、なんでも電子化だ!」とも、考えていません。現在の課題点ばかりを追求し、結果的に政治の本質である「国民の生活の未来をより良いものにしていく」ことが疎かになるのはいけないと思います。議員も人間で、リソースには限りがあります。だからこそ、長期目線での視座が重要だと考えています。

とはいえ、ケースや額縁の写真を見ると、各自治体バラバラのデザインで、都内すら統一化されていません。
数百円では?と仰っている方もいますが、おそらく数千円になるのではないか、と想像します。そして、当選証書ケースが仮に”5期目当選”の場合、5個もほしいのか?というのも疑問です。ちなみに私は新人議員として、素直にケースはほしかったです。他の区が羨ましいと思いました(笑)ただ、2期目をご信託いただくことがあれば、不要です。あくまでも1個あればよい、と思うからです。

このように、多様な意見がある部分については「大きく形を崩さずに効率化」が良いと思っています。例えばデザインを都内で統一し、翌年以降の選挙でも使いまわせるようにしておく。わざわざ選挙の種類ごとに、当選証書の種類を変えたり、ケースを分ける必要はないと思いますし、望んでいる人は少数派でしょう。

儀礼関連予算は「”効率化”は進めつつ、”品位”を落とさない工夫をし、”費用対効果”を追求するべき」
これは僕の経営者目線に通ずるものがあり、私の結論とさせて頂きます。ご意見は色々とあるかと思いますが、いったん本件については上記で終結とさせてください。

最後に、これほど多くの方に関心をお寄せいただき、ご意見もうかがえたことは大変うれしかったです。新人議員としての1つの役割として「慣例・常識を疑い、提言する」があると考えています。この何気ない問題提起が、議会の権威性や、どこまで費用対効果を追求するべきかを検討するきっかけになれば幸甚です。

今後も同様な形で、問題提起は続けていこうと思います。
引き続き、上田かずきをどうぞよろしくお願いいたします!

PS
輪ゴムはイマイチだよ、と教えていただいた方、ありがとうございます。盲点でした(笑)

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