稼げる国をつくる。

議会質疑

「吹きこぼれ」への教育支援について

上田の前提:吹きこぼれの存在

中央区の教育において、「吹きこぼれ」と呼ばれる、学力が高すぎる子供たちが存在している。
吹きこぼれとは、学力が高過ぎるため、クラスに馴染めず、授業を退屈に感じる子供たちのことです。 彼らは、一般的に「落ちこぼれ」とは逆の問題を抱えています。文部科学省でも、この課題に対して議論が進められており、どのように教育の仕組みを変えるべきかが話し合われています。

上田の課題:吹きこぼれへの対策

平均より学力が高過ぎる子供たちへの対策についてです。
彼らは、学力の高さゆえに、クラスになじめなかったり、授業をつまらなく感じてしまうという傾向があり、彼らのことを浮きこぼれあるいは吹きこぼれというふうに呼んだりします。落ちこぼれというキーワードは皆さん御存じだと思うんですが、同様に15%程度、クラスに一程度存在すると言われています。文部科学省も、令和4年9月に、特定分野に特異な才能のある児童生徒に対する学校における指導・支援の在り方等に関する有識者会議等を通して、教育の仕組みをどうするのかということが議論されています。
そこで、質問です。
本区において、このような方々に対してどのように向き合っているのか、教育委員会の基本的な方針及び具体的な研修等での現場理解の促進の状況についてお伺いします。

中央区の見解:現状の取り組み

少人数指導と個別対応を行っています。
これに関しましては、実際に、今、クラスの中でも非常にそういった部分のところで、今までのやり方ですと、もう分かっているよ、理解できているよというような子もいるんですけれども、大事なことは、算数とか数学では少人数指導で習熟度別ということをやっておりまして、特に高いクラスはかなりチャレンジ問題等も出しているところでございますけれども、ふだんの授業の中でも先生方が工夫しながら、その子が能力的に高いことは分かっているので、個別に課題を出したり、あるいはタブレットを使ったりということで既にやっているところでございます。基本的に、公立学校がやっていく義務教育につきましては、学習指導要領に基づいたものということで、例えば先んじてやるわけではないですし、そこら辺のところは学び合いの授業をやったり、その子の活躍の場を与えながら、しっかりとその子が授業で活躍する場というか、考える場みたいなものはこれからもつくっていくということでございます。

上田の想い:全ての子供が楽しめる教育を

保護者や教員の理解促進が重要です。
まず、吹きこぼれの話は、おっしゃるとおりだと思いました。どうしても学校、特に義務教育は、できない子とか、不登校みたいな課題にどうしてもフォーカスするのは致し方ないと思いますし、当然なんですが、同時に、全ての子供たちが学校を楽しむというポジティブな考え方もあると思います。その中で、やはり保護者の方も、今言った吹きこぼれとか、多分知らない方も一定数いらっしゃる。学校の先生でも知らない方もいらっしゃるかもしれませんから、そういう方がいるんだと。これは先生の能力にかかわず、いるんだということをぜひ理解促進していただければと思います。

まとめ:教育環境の改善に向けて

吹きこぼれへの理解と対応が求められます。
中央区の教育環境において、「吹きこぼれ」への対策は急務です。現状の取り組みは一定の成果を上げていますが、さらなる理解と実践が必要です。教育委員会や教員、そして保護者の方々が一体となって、子供たち一人ひとりが自己実現を果たせる教育環境を整備することが重要です。

令和6年7月25日 区民文教委員会

※本文は生成AI(Grok)を用いて読みやすくなるように編集を行っています。
原文を知りたい方はこちらからご覧ください

  • どんな目線で書いたのか
  • もっと記事を読む!
教師目線

教師目線

元SAPIX講師の観点

上田かずきは栄光ゼミナール・サピックス(SAPIX)講師として、合計8年間、中学受験の最前線で教鞭をとってきました。その経験を活かし、教育行政をより良いものに、変えていきます。

  1. 上田かずきの統括質疑(これからの教育)

  2. 決算特別委員会注目ポイント②「企画・総務費」

  3. 晴海西小学校の児童数増加問題とその対応

  4. 教育手法の革新と中央区の未来

  5. 中央区のICT活用教員の負担軽減について

関連記事

次はこんな記事もおススメです

PAGE TOP