中央区議会議員、上田かずきです。ここでは”ありたい姿”すなわち”価値観”について、少し述べていきたいと思います
1.合理的・論理的・透明な意思決定
政治の世界に入って驚いたこと。それは“暗黙のルール=慣習”が多数残っていることです。法律をはじめ、様々な仕組みを作る政治の世界にもかかわらず、中に入ると仕組みが明文化されていない。だから派閥が生まれ、裏金がうまれ、極めてウェットな、人中心の“村組織”が形成されています。これは私が所属する議会にとどまらず、この業界全体の課題と感じています。
また、現在行われている施策の中には、一部の課題を解決するために、全員にマイナスを課すような内容も増えてきています。例えばホームレス対策として“ベンチに寝転がれないようにする”は本当に正しい施策でしょうか。そもそも、ホームレスがゼロにするためにはどうすればいいか、を考えるのが政治の役割だと考えます。
上田かずきは、これを抜本的に改めていきます。なぜなら、政治は“国民の最大幸福”をつくることが役割であり、
私たち政治家は、様々な障壁がある事実を直視しながらも、夢を描き、一人でも多くの人を幸せに導く立場にあると考えるからです。
もちろん、現実的に、一人残らず、一気に様々な要望に応えることは不可能でしょう。ですが、それでも一人でも多くの人を幸せにするため、多角的な観点から最適解を探し続けることは政治家の責務です。言い換えれば、“最大公約数”の人たちが幸せになるよう、是々非々で議論しながら、限られた資金・人材を優先的に配置し、活用していくことを提唱していきます。
そして、優先すべき“声”が、住んでいる期間が長い・政治との距離が近い、すなわち“大きい声”ではなく、人口動態からみた、客観的なデータに基づく“声なき声”も拾いながら、総合的に検討していかなければなりません。確かに、若い人は、行政にも政治にも興味関心があまりないことは、事実かもしれません。しかし、だからと言って優先度を下げるのではなく、彼らの見えづらい痛みをきちんと聴く力を高め、一人でも多くの国民を幸せにする施策を進めていきます。
2.徹底的なスピード感。言葉ではなく実行。
合意形成、議論を尽くすことは重要ですが、それ以上に今は“スピード感”が政治の世界でも重要になってくると考えています。かつて、取締役会は数十人規模であることが当たり前でしたが、現代はスリム化され、10人未満である大企業も珍しくありません。議会も同様に議員数も減らし、迅速な意思決定が実現できる仕組みを整えていくべきだと考えています。言葉を尽くすより、行動を尽くしていく時代ではないでしょうか。上田かずきは三現主義(現場・現物・現実)を大切に、毎月のように現場を独自視察し、対話と気づきを議会で提言していきます。
また、行政が一番苦手としているのが“トライ&エラー”という考え方です。しかし、新規事業を率いてきた私からみると、極めて旧態依然とした、ナンセンスな手法だと言わざるを得ません。いまや企業において、もはや最初から完璧な計画をつくって、その通りにすすめていく…ということは存在しません。まずは試してみる、そこで出てきた課題をもとに、よい良いものに変えていく。まさにリーンスタートアップです。意外かもしれませんが、行政運営においても、法律上このような手法は禁止されておらず、実現可能なのです。上田かずきは、自らのスタートアップ経営者としての経験を活かし、なるべく民間に任せられるところは市場に任せ、行政のスリム化を行うとともに、行政の仕組みを“ベンチャーのように”スピード感をもってPDCAを回す、フレキシブルな組織に変えていきます。
3.政治家ではなく、一人の国民として目線を大切にする。
上田かずきは、政治家系に生まれたわけでもなければ、政治経済学の専門家でもありません。しかし、都内に10年ちかく住み、その過程で起業・結婚・育児を経験した「当事者」です。だからこそ、絵空事ではないリアルな課題を知っています。また、若いからこそ、単に「成し遂げました、できました」ではなく「できなかった、○○があって難しかった」という事実も伝えながら、皆様をはじめ、様々な方の応援・ご指導をいただきながら、成長していきたいと思います。そして、そのご恩返しを、公の奉仕者として成し遂げていくことを誓います。
また、政治の世界は、あまりにも高齢です。地方議員の平均年齢は、なんと59.6歳。60歳以上の議員が全体の62.6%を占めています。社会を変えるのはいつの時代も若者・よそ者(政治家の血筋が無い人)・馬鹿者(革新的な主張をしている人)と言われますが、その選択肢がほとんどおらず、結果的に政治離れ・無関心を生んでいると考えています。
上田かずきは、現職であっても政治家目線にとらわれず、一人の生活者として、また平成生まれ・子育て当事者である“リアルな目線”で、日本のイマを、バイアスをかけずに直視したうえで政策を考えていきます。
また、街頭演説やチラシなどは、飾らない言葉で、なるべく端的に、わかりやすい言葉を使って訴えます。
意見を申し上げる時も「思います、検討します」のように、5重のオブラートに包まず、まっすぐな言葉で伝えるとともに、怒って、批判的な言葉を選ぶのではなく、建設的な言葉づかいで伝えていきます。笑顔で、でも為すべきことは圧倒的な熱量で動かしていく。それが上田かずきの考える“誠実な政治”です。
4.誰よりも仲間を大切にし、みんなで政治を変える存在に。
政治家の多くは“○○へ1票をください、○○なら変えられる”と選挙で訴えます。でも、本当にそうでしょうか。
まず、選挙に当選するためには、数多くの仲間が必要です。実際、僕は100人近い応援者にお支えいただきました。最年少は18歳、最高齢は85歳でした。そして3千人を超える方々に名前を書いていただき、トップ当選をさせていただきました。このストーリーをみればわかる通り“上田かずきが変えられる”のではないのです。
上田かずきを支えてくれる人たちが、社会を変えていくのだと思います。
また、政治家ができることは、ベクトルの向きを変えることだけです。予算案に声をあげることはできますが、予算を執行するのは行政官です。税の利活用を決めるのは政治家ですが、税を払うのは国民です。そして、この国の舵を握るのは政治家ですが、オールを漕いでいるのは、政治家を含めた国民全員です。
上田かずきは、誰よりも仲間を大切に、そしてご覧いただいている“あなた”と共に、みんなで力を合わせて未来を変えていきたいと願っています。そして、事実大きな変化を起こすためには、協力して立ち向かわなければ、変えられないことを知っています。
これだけ長い文章を最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。上田かずきは、1人ではなく、得意分野を活かしたチームで、合理的に政策を実行、実現しさらには豊富な民間とのネットワークもつなぎながら、社会を変えていきます。さらには国政政党の力を最大限活かし、自分の立場では変えられないことであっても変えるための努力を続けます。
夢は、描かなければ、実現できません。不満から問いを描くのではなく、ワクワクする夢から、共に未来をつくる。こんな上田かずきを、どうかよろしくお願いいたします。