プレディで働く人が、最低時給!?それでよい保育はできないのでは?
【上田かずきの課題認識】
最後に、放課後対策について伺います。国が共働きを推進する中、子供たちの居場所である放課後対策は極めて重要です。ここで単に預かるだけではなく、いかに放課後“充実”をはかることができるのか、という点について、質問いたします。
先日、プレディの求人を調査しました。驚くことに、保育士資格必須なのに、時給1113円と東京都の最低時給と同じでした。さらにほかのプレディを見ても“8時間勤務で時給1200円、賞与無し”といった、到底集まらないであろう求人が散見されました。しかも、その中で「日本一質の高い子育て支援サービスの提供を目指そう」と書かれています。私たち日本維新の会は、行政コストの削減を標榜していますが、これはあまりにも酷すぎます。区は委託事業として予算計上し、監督する立場にあると思いますが、これぐらいしか人件費は払えないような設定で試算しているのでしょうか。区の見解を伺います。
【中央区の見解】
プレディの委託は、人件費込みで費用を算出しており、仕様書で詳細に規定はしていない。ただ、金額だけできめるのではない、企画競争入札(プロポーザル方式)で総合評価をしており、一程度以上の放課後環境を求めている。今後も、質を上げるために、中央区としてフォローをしていく。
【上田かずきの想い】
経営者目線で申し上げれば、採用はマッチングです。仕事の大変さに応じた、一程度の賃金は必要で、世の中の相場以下であれば、そもそも人は応募してくれません。参考までに、中央区の接客業平均時給は1398円、事務は1696円です。この状況を鑑み、ぜひ区として委託事業者に対し、指導をお願いしたいと思います。
東京都中央区議会 子ども子育て・高齢者対策特別委員会 令和6年6月17日